SIRIUSをDropbox(ドロップボックス)にインストールするやり方と注意点
SIRIUSでサイト作りをする場合、たとえば自宅だけでなく出先でも作業したいと思った時、1台のノートPCを持ち歩きながらの作業なら特に問題はありません。
困るのは異なるPCで作業をしなきゃならない時です。
いちいちサイトデータを最新のものに同期する必要がありますからね。
これを解決する方法の一つとして、SIRIUSをDropboxなどのクラウドストレージにインストールするというのがあります。
どんなPCでも、クラウドストレージの一つのデータを参照するのであればデータを同期する必要はなく、常に最新のデータにアクセスできます。
データはクラウド上に1個でも、2台のPCで作業する場合はSIRIUSのライセンスは2台分必要になります。
ただし2台目以降は追加ライセンスになるので、ライセンス料はかなりお安くなります。
DropboxへSIRIUSをインストールするやり方
カスタマイズの際の注意点として、失敗したときには元に戻せるようオリジナルファイルのコピーは必ず作ってください。
不安な方はサイトのバックアップを事前に作成しておくとより安心です。
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(実は私にも500MBのボーナスが付くんですね、スミマセン)
デスクトップアプリのインストール
Dropboxのアカウントを作成したら、Dropboxのデスクトップアプリケーション(PC用)もインストールしておきます。
(※Dropboxのホームページから無償ダウンロードできます)
このアプリをインストールしておくと、クラウドストレージのDropbox内のデータとPC上に作成された仮想Dropbox内のデータが自動同期されます。
SIRIUSのインストール
DropboxへSIRIUSをインストールする前に、もしもこれまでWindowsでSIRIUSを使っていたのであれば、全サイトのバックアップ機能を使ってサイト全体のバックアップファイルを作っておきます。
次にSIRIUSのユーザーズページから「ZIP版」をダウンロードしてデスクトップにでも解凍しておきます。
(インストーラ版ではないですよ)
PC上のDropboxフォルダ内に、「SIRIUS」などの適当な名前でフォルダを新規作成します。
その「SIRIUS」フォルダ内に先ほど解凍したSIRIUSの全ファイルを移動します。
しばらくするとクラウド上のDropboxにも「SIRIUS」フォルダが作成(同期)されます。
ここでクラウド側のDropboxとの同期が完了するまで少し待ちます。
タスクバーのDropboxアイコンにマウスをかざして「最新の状態」と出れば同期は完了済みです。
(アイコンの違いでも確認はできます)
更新が完了したら(同期が完了したら)PC上のDropbox内にある「sirius.exe」をダブルクリックします。
そこでSIRIUSの管理画面が開いたらインストールは完了です。
(sirius.exeのショートカットを適当な場所に作っておくと起動がラクになります)
これまでのデータを復元したい場合は、『全サイト復元』で先ほどバックアップした「サイト全体のバックアップファイル」を指定すれば、それまでのサイトデータが瞬時にDropbox内に作成(復元)されます。
クラウドを使ったSIRIUSサイト作成のルール
これ以降はPCで作業をやるたびに、随時サイトデータがクラウド上のDropboxに自動同期(ファイルの更新)されます。
その後、外出先などの別のPCでサイト作成を続ける際にも結局はクラウド上のDropbox内のサイトデータを参照することになるので、常に最新のデータで作業が続けられるというわけです。
もちろん別のPCにも予めDropboxのデスクトップアプリがインストールされていて、クラウドDropbox→PC・Dropboxへの同期が完了してからという前提での話です。
この同期(更新)作業が完全に終わらないうちに別のPCで作業を開始してしまうと、データが不完全なままでの作業になってトラブルの元になりかねません。
サイト作成を始める前にコーヒーを1杯飲むぐらいの余裕を持っておいた方がいいでしょう。
インストーラでWindows内にインストールしたSIRIUSを起動すると同期がとれなくなります。
その場合は先にDropbox内のSIRIUSサイトデータとWindows内にインストールしたSIRIUSサイトデータとの同期を先に済ませる必要があります。
Dropboxを使う際に気を付けるべき注意事項
Dropboxなどのクラウドストレージはとても便利ですが、デメリットがないこともないです。
一番怖いのがクラウドストレージ内のデータそのものが消えちゃうこと。
それはデータの一部だったり全部だったり。
もしもクラウド上のDropboxの”ゴミ箱”にデータが移動されていたのであれば、無料プランなら30日間は保管されるので早めに気付いた時は復旧も可能です。
ただしデータそのものが何らかの理由で完全消失してしまった場合は、復旧はまず無理と考えておいた方がいいでしょう。
そんなトラブルを防ぐためにも、作業した1日の終わりには旗艦PCや外付けHDDにその都度サイトデータをコピーするなどの処置をしておくと万が一の時の被害も最小限に抑えることができます。
またDropboxに限って言えば、無料で使える容量が少ない(2GB)のも辛いですね。
本格的にやるなら有料プランを選択するか他のクラウドストレージも視野に入れた方がいいでしょう。
私も以前、ドロップボックスからいくつかのファイルが消失しているのに気づいて顔面蒼白になった経験があります。
幸いにもバックアップをとっておいたので実質的な被害はなかったですけど、クラウドストレージを利用する際は原因不明のファイルの消失に気をつけた方がいいですよ。
あとこまめなチェックも忘れずに。